2月の絶景!菜の花畑から曽我梅林へ JR二宮駅~JR下曽我駅への一人旅 その3

沼代農道絶景の段々畑 一人旅
沼代農道絶景の段々畑

やまゆりラインから曽我丘陵越え

前2話では、菜の花で絶景の吾妻山公園と、トンネルで絶景?の二宮隧道を越えてきました。

散歩系一人旅派の私には、ややハードル高めの2つの山越えでしたが、第3話は、やまゆりラインから2月には梅花で絶景の曽我丘陵を上る一人旅になります。

やまゆりラインの正式名称は小田原中井広域農道で、東名中井インターから小田原へ向かう道の為、比較的交通量も多く、曽我丘陵をくねくねとアップダウンを繰り返す道です。

歩道は無く、大型車も多いため、私好みではありません。

歩きの一人旅におすすめ!沼代農道

やまゆりラインの分かれ道
やまゆりラインの分かれ道発見

そんな時に現れたのが、この分かれ道。

あまり深くは考えずに、サクッと脇道のほうへ(>_<)

沼代農道
沼代農道

少し入って振り返ると沼代農道でした。

急こう配の登りで不安ですが、私好みなのは間違いありません。

車の往来は皆無で、不安感は増しますが、大好きな「曲がりくねった道」発見!

山道の農道の為、道の両脇にはブロック積み、雑割り積み、玉石積みと、多彩な土留め積み擁壁が縁取り、ゆるい土木技術者でもある私を楽しませてくれました。

沼代農道絶景の段々畑
沼代農道絶景の段々畑

登りが緩くなると、唐突に大空間が広がりました。

谷底から這い上がるような段々畑の絶景です。

実りがないので、何を植える畑なのかは分かりませんが、段々は玉石積みで緩やかな曲線を描いていて綺麗です。施工当時の苦労を思い描き、しばし感動しました。

沼代農道の玉石積み
沼代農道 民家の玉石積み

登り坂の途中では、民家の石垣にも玉石積みが使われていました。

地の玉石を集めての施工の為、やや小ぶりで、安定性の悪い使い方の箇所もありますが、正確に六つ巻(1つの石を6個の石で囲む基本的な積み方)で、手慣れた感のある積み方です。

写真では切れていますが、右側はまだ続き、4~5mは高さがあります。玉石積みでこの高さは珍しいですね。

曽我丘陵ではこういった玉石の石積みが多く見られ、梅花とともに素晴らしい景観を形成しています。コンクリートブロックを多用する現代では、作ることが出来ないおすすめの絶景でしょう。

沼代農道の民家の梅花
沼代農道の民家の梅花
沼代農道の曲がりくねった道
沼代農道の曲がりくねった道2

沼代農道2度目の曲がりくねった道も登場!

広い道は、やまゆりライン(広域農道)でした。山越えで、かなりショートカットできたようです。

危うく小田原方面に向かいそうになりましたが、Google Mapのおかげで救われましたm(__)m

古来より鎌倉道・大山道・箱根道が交わる峠の分岐 六本松跡

ここからはやまゆりラインを少し戻り、古来より重要な街道の分岐である、六本松跡の峠道を目指します。

やまゆりラインからの分岐は分かりやすかったのですが、山道の分岐では、標識が朽ち倒れ、危ういところでした。

この辺りも曽我梅林の梅畑が多いのですが、北東の山陰になるのでしょう。梅の開花は遅いようです。

しかしながら、苔むした感じが風情のある私好みの小径です。

程なく、峠の頂上「六本松跡」にたどり着きました。

記念碑
六本松跡と松尾芭蕉の句碑

六本松跡の説明板にある「師長国(しながこく)」とは相模国(さがみこく)に「大化の改新(7世紀)」で合併される以前のこの辺りの領域(酒匂川流域と中村川流域)名です。

その後も、鎌倉時代の源頼朝の往来や幾多の俳人が句を詠んだ、古来より人の行き交う重要な分岐と記されています。

松尾芭蕉の句 「ほととぎす 鳴き鳴き飛ぶぞ いそがわし」

JR二宮駅から吾妻山公園、曽我丘陵を上って来たここまでのデータ

六本松跡 ウォーキングデータ
JR二宮駅から六本松跡までのウォーキングデータ

JR二宮駅を9時ちょうどに出発

「吾妻山公園」、「二宮隧道」と、2つの頂を越え

3つめ最後の頂は標高199m(Google Fitデータ)

4時間、10km、12400歩でした。

次回へ続く。。。

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