トンネル好き旅人にはたまらない釜野隧道
はやる心を抑え、珈琲で一服後には、いよいよ釜野隧道(かまのずいどう)です。
なぜトンネルが好きなのかはよくわかりません。
自分が土木技術者だからのような気もするし、暗がりが好きなのかもしれません。向こう側で景色が変わるところも好きだし、岩肌や古いコンクリートの壁など壁の素材感も好きです。
また、自転車で日本各地を旅した時の思い出も、トンネルが多いです。
北海道の雷電海岸では、トンネルの中の滝に驚いたし、上高地に向かう狭くて長いトンネルでは、対向のバスに必死で逃げたことをよく覚えています。黒部ダムのトンネルにも、いたく感動しました。
車でトンネルを通る時には、ワクワクとかは感じません。むしろ狭くなることや目が慣れない不安感が勝り、「いやだなー」という感情のほうが高い気がします。
ですから、単純に「トンネル好き」ではなく、「歩いて抜ける旅の途中のトンネル」が好き、ということなのでしょう?
一人旅のスナップ写真スタイル
私は写真撮影にスマホ、コンパクトデジカメ、デジタル一眼レフの3種を持ち歩きますが、デジタル一眼レフは省略する場合も多いです。
前回の「茅ヶ崎の旅」はデジカメの電池切れ事件の為、スマホのみで撮影していましたが、撮影までの手数が多く、歩くテンポにも影響していました。
歩きながら片手ですっと出し、ほんの一瞬足を止め「パシャ」が、私のスタイルです。
道路の上を新幹線の先頭車両が来た時に「いいね」と思い立ち、すっと取り出し「パシャ」
何とか新幹線の最後尾が写せる。
コンパクトデジカメなら、そんなテンポで撮影出来るので、スマホよりお勧めです。
そして、私の旅のスタイルはこんな感じになります。
冬でも薄手で、派手目のマウンテンパーカーにモンベルのインナーダウンを外に羽織ってます。
熱くなったら、さっと脱いで、小さくたためるので邪魔になりません。
デジカメはリュックの肩ベルトにケースを取り付けています。
トンネル好き旅人が狂喜乱舞する二宮隧道
新幹線のガードをくぐり、西友のある葛川橋交差点を西に進むと、小田原厚木道路の二宮ICに出ました。
小田原厚木道路の下を通るアンダーパスの向こう側に円い口を開けたトンネルが見えます。
そう、ここは世にも珍しく、アンダーパスとトンネルが合体してるのです。
釜野隧道の広い歩道とは違い、こちらの歩道は狭く、人とすれ違うためにはどちらかが、横を向き、道を譲らなければなりません。
アンダーパスの手前で、前を行く老夫婦に道を譲られた私なのですが、トンネル好きの私はあちこちで写真を撮るので、すぐに追いつかれて抜かれてしまいます。
しかしながら、歩き出すとまたすぐに追いつき、道を譲られてしまいます。
こんな感じで、奇妙なデッドヒートが繰り広げられているとは、横を通る車は知る由も無いのでした。

新坂呂橋通り
二宮隧道からの下り坂が新坂呂橋通りです。
しばらく下ると、通りの両側にひな壇のように住宅街が広がり、私の大好きなお勧め歩道橋が見えてきました。

私はトンネルも好きですが、歩道橋、橋、出っ張った所、凹んだ所、とんがった所、先端とかも大好きです。そんな訳で躊躇なく渡ります。

まずは来た道を!
ひな壇の住宅地が見通せて、なかなかの絶景です。

次にこれから行く方向に!(これが歩道橋から眺める作法です)
こちらはもっと絶景でした。
これから向かう曽我丘陵や丹沢山系もよく見えます。
新坂呂橋通り横の公園 新坂呂橋通り歩道橋脇の公園 小竹南公園
歩道橋の両脇は小さな公園になっていました。「小竹南公園」です。
ブログを書いている今、Google Mapで確認すると、「小竹東公園」「小竹西公園」「小竹北公園」を筆頭に、「小竹」を冠する公園が全部で9か所もあり、さほど大きくはないであろう住宅街にちりばめられている事がわかりました。恐るべし「小竹公園」。
写真は撮っていないのですが、「移動スーパー」の巡回予定表があちこちに張り出されて、何となく興味が湧きますが、見渡す限りそれらしきものは見えません。
また、あくまで「何となく」であり、改めて予定表を確認するほどの事も当然ありません。
しばらく歩き、「移動スーパー」の「す」の字も忘れたころ、赤信号で立ち止まったことをきっかけに、住宅街に足を踏み入れ、角を曲がったその時でした。

「移動スーパー」発見Σ(゚Д゚)
怖くて、これ以上は近づけなかったのですが、あれがうわさの「移動スーパー」に違いありません。あーいいもの見れた。
長い下り坂を下りきると、いい感じの川が現れます。

上流方向正面が丹沢山系、右端が大山になります。

新坂呂橋交差点を右に曲がりすぐに左に曲がると「やまゆりライン」に入ります。

やまゆりラインから曽我丘陵へ




やまゆりラインがやや勾配を増すと、道端に梅の花が徐々に増えてきます。
2月にはお勧めの、曽我丘陵の始まりです。
梅の花は満開、黄色い花の蝋梅(ろうばい)は終盤のようでした。。。次回に続く
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